1982-08-19 第96回国会 参議院 地方行政委員会 第16号
○政府委員(中平和水君) 初めに、ちょっと御了解を得ておきたいと思いますが、事件は、警察の段階が終わりましても、後、検察の段階で補充捜査もございますし、検察の段階でこれを起訴するか起訴しないかという問題が一つございますし、将来、公判廷になった場合にまだいろんな問題が出てまいるわけでございますから、実は、事柄の詳細を申し上げるわけにいまはいかぬわけでございますが、ただいまの御質問の点についてお答えを申
○政府委員(中平和水君) 初めに、ちょっと御了解を得ておきたいと思いますが、事件は、警察の段階が終わりましても、後、検察の段階で補充捜査もございますし、検察の段階でこれを起訴するか起訴しないかという問題が一つございますし、将来、公判廷になった場合にまだいろんな問題が出てまいるわけでございますから、実は、事柄の詳細を申し上げるわけにいまはいかぬわけでございますが、ただいまの御質問の点についてお答えを申
○政府委員(中平和水君) この事故は二回にわたって爆発が起こっておりまして、それぞれの爆発について何が原因であったか、いかなる状態において起こったか、そうしたことの鑑定がきわめて複雑多岐であり、困難をきわめたわけでございます。 第一次の爆発の原因につきましては、綿密な鑑定を遂げた結果、一応地下の湧水槽にたまっておったメタンガスが何らかの着火原因に結びついて爆発をした、これはきわめて例のないケースでございまして
○政府委員(中平和水君) 本件の事故は、ただいま御指摘のありましたように昭和五十五年八月十六日に発生をしたわけでございますが、静岡県警におきましては、自後鋭意捜査を遂げた結果、去る八月十二日、静岡瓦斯株式会社静岡営業所の職員二名に業務上過失致死傷の刑事責任がある、こういうふうに認定をいたしまして、静岡地方検察庁に書類送致をいたしまして、警察段階の捜査は一応終結をいたしております。
○中平政府委員 まず第一点でございますが、刑事責任を問うためには本人の責任能力がなければいかぬわけでございます。したがって、心神喪失だとかいうような結果が出ますと、たとえば精神分裂病で本人は心神喪失の状態にあった、こういうことになりますと、これは刑事責任能力なしということになるわけでございます。心神喪失までいかない、まあ心神耗弱の程度、若干その辺の責任を問うあれが、心神耗弱だという結論が出てまいりますと
○中平政府委員 お答えいたします。 本件につきましては、かねてから申し上げておりますように、直接事故を起こした片桐機長の刑事責任の有無の問題と、それからそれを運航管理あるいは健康管理の衝にあった会社側の刑事責任の有無と、この二つの魚度から現在捜査を進めている、こういう状況でございます。 お尋ねの鑑定の件でございますが、先般の事故調の中間結果等からもうかがわれますように、本件の墜落事故というのは片桐機長
○中平政府委員 関連情報の収集あるいは事実関係の把握の上で必要な範囲におきまして逐次事情を聞いてまいっておる、こういうことでございます。
○中平政府委員 お答えいたします。 警察としましてもこの問題についてはかねてから関心を持っておりまして、現在中央競馬会の関係者の方々の協力も得つつ情報の収集あるいは事実関係の解明にいま当たっている、こういう段階でございます。したがいまして、警察としてはこれらの事実関係の把握の上に立って今後いかように対処してまいるか、こういうことを考えてまいりたい、かように考えております。
○政府委員(中平和水君) お答えいたします。 事故発生の直後に、福島県警察では現場検証のほか、この土どめ工事の発注者でございます県の会津若松の建設事務所の設計担当者とか、あるいは現場の監督員、こういう人たちに対しまして、工事設計の適否及び施工に至るまでの状況、あるいは現場での工事の監督の実施状況、そういう事実、それから現実に土どめ工事をやっておりました工事の請負業者に、これは佐久間建設というところのようでございますが
○政府委員(中平和水君) お答えいたします。 過去五年間に警察が検挙いたしました贈収賄事件の状況でございますが、トータルで申し上げますと、件数で三千七百四十二件でございます。収賄者の数が千八十三名、贈賄者の数が二千三百二十名でございます。この収賄者の千八十三名の内訳を申し上げますと、国家公務員が百四十八名、地方公務員が八百四十九名、みなす公務員が八十六名と、こういうことになっております。
○政府委員(中平和水君) 最近、暴力団が極端な国家主義的な主張を掲げまして街頭宣伝等のいわゆる右翼的な活動を行う傾向が強まってきていることは、これは事実でございます。これは暴力団の取り締まりが強化されたということの反面、暴力団が取り締まりを免れるために右翼を仮装し活動する傾向が強まってきているということが一つあろうと思います。 もう一つは、ことしの十月から御案内のように商法の一部改正がございまして
○中平政府委員 現在までの捜査の状況について申し上げますと、事故発生以来ちょうど三カ月余を経過したわけでございますが、この間に、関係者からの事情の聴取、それから事故機の検証、それから鑑定の依頼といったことを中心に捜査を進めてまいったわけでありますが、関係者の取り調べにつきましては、片桐機長ほか事故機の乗員、それから日航の関係者からの取り調べ、あるいは目撃者、乗客等からの事情の聴取、約六百名の方々から
○政府委員(中平和水君) 御質問の件につきましては、埼玉県警察におきましては、一応詐欺の容疑ありと、こういうことで県の生活福祉部と連絡をとりながら、関係者からの事情の聴取、資料の提出等を求めるなど、あらゆる角度から積極的に具体的な事実の把握に努めておるところでございます。当然のことでございますが、これは捜査は遂げてみなければわかりません。しかしながら、証拠上刑事責任を問うべき事実があれば、厳正に対処
○中平政府委員 先ほどの御質問の中に、何か生コン会社の言動として加古川の暴力団を知っておるぞとか、あるいは運輸一般労組に入ればえらいことになるぞとか、そういうことを言ったというようなお話がございましたが、これも私どももこの被疑事件の真相を解明する一つの事項として、現在その真相の解明に努めておる次第でございます。 なお、御案内のことだと思いますが、犯罪が発生いたしますと、まず基礎的な捜査というものを
○中平政府委員 この事件は、先ほど御指摘のあったようなケースで四月十四日に発生をいたしておりまして、現在兵庫県警では刑事部長を長にいたしまして、百九名の捜査体制で全力を挙げてその検挙、解決に努めておる、こういうところでございます。ただいま、ガードマンが何かこの事件に関係あるかどうかという御指摘でございますが、少なくとも私どもの現在までに得ている捜査の過程ではそういう事実はございません。
○政府委員(中平和水君) お答えいたします。 かねがね申し上げておりますように、警察は適正な刑罰権の行使を通じて、結果として公共工事の公正に寄与してまいると、こういう立場で、一連の談合をめぐる問題に対処しておるわけでございます。本日も横浜地方裁判所を舞台といたします競売をめぐる入札事件に着手したわけでございますが、ことしに入りまして五件の談合事犯の検挙を見ておるところでございます。なおまだ幾つかの
○政府委員(中平和水君) 党派別の違反状況をお尋ねでございますが、警察庁といたしましては党派別の違反統計は集計いたしておりませんので、お答え申し上げかねる次第でございます。
○政府委員(中平和水君) 警察は具体的な証拠に基づきまして事件を検挙し送致する立場でございますので、ただいま申し上げましたように警察が証拠上把握した買収額は八千百二十九万円であると。この金がこれは額が大変大きく一これは基本額でございまして、額が大きくなるのは段を経ていけばその場合にそのたびごとに金が重なってまいるわけでございますから、私どもはもとの額としてつかんでいるのが、証拠上つかんで検察庁に送致
○政府委員(中平和水君) これは四十九年の七月に施行されました第十回の参議院議員通常選挙の際における糸山英太郎氏派の違反だと思いますが、買収事件の捜査につきましては、検挙人員が全国で千二百六十一名、それに要した買収の基本額は八千百二十九万円ということになっております。
○政府委員(中平和水君) 現在、北九州市には、いわゆる土地ころがし問題とか、市政にまつわるいろんな疑念が生じまして、福岡県警としては、かねてからいろんな角度から事実関係の把握なりあるいは内偵捜査をしていることは、これは事実でございます。そういう過程から、ただいま御指摘がなされたような事実があるという報告は私は受けておりません。 ただ、何か読売新聞の記事の中に、「寄付の一部が建設会社の裏金からねん出
○政府委員(中平和水君) これは自治省の所管事項でございますが、最終的に刑罰法令を動かしていくということになりますと私のところになりますのでかわってお答えをいたしますが、新聞に指摘しているとおり、一つの政治団体に対してはいわゆる個別規制百五十万の枠があるわけでございます。したがいまして、そうした枠を超えて業者から一つの政治団体に現に支払われておる、こういうことになりますと、その罰則が働いていく余地は
○政府委員(中平和水君) ただいまの御指摘の問題につきましては、新聞報道等を通じまして私どもも事案を承知した次第でございます。したがいまして、現在の段階といたしましては、これは所管をする福岡県警に指示をいたしまして、福岡県警でも十分に関心を持ち、情報あるいは資料の収集に当たっておる段階でございます。したがいまして、まだいわゆる基礎的な情報、資料の収集の段階でございまして、具体的な捜査活動を開始したという
○中平政府委員 先生も御案内だと思いますが、金が動いたから直ちにそれが恐喝等になるわけではございませんので、相手方に畏怖心を与え、相手方を威迫して、そして相手方を困惑させて金が出た、そういうことが証拠上明らかになって初めてこれは恐喝罪になるわけでございます。
○中平政府委員 ただいまいろいろ御指摘がございましたが、先ほど私どもの警備局長も答えましたように、具体的な犯罪の容疑があり、証拠があれば、警察はいかなる犯罪に対しても、厳正に対処してまいるわけでございます。ただいまいろいろ御指摘のありました事項につきましても、報道等を通じて警察はそれなりの関心を持って対応はいたしておるわけでございますが、少なくとも私どもが報道等の内容を見る限り、具体的な証拠に基づいて
○政府委員(中平和水君) 個別具体的な問題を新聞記事をもとにしてここで私が明確に申し上げますとかえって誤解を招くと思います。ごくきわめて抽象一般論から申し上げれば、当然のことでございますが、百九十九条には御示しのような規定はあるし、政治資金規正法にもそのような規定があるわけでございます。さらに、指定市の市長等であれ政治資金団体であれば、これは百五十万を超えて政治献金を受けてもいいと、そういうことにもなっておるわけでございまして
○政府委員(中平和水君) 私どももけさの新聞で承知した次第でございまして、事実関係を十分把握していない段階でございます。したがいまして、これは具体的な問題の法律の適用の問題でございますから、私がここで明確なことを申し上げますとかえって誤解を招くおそれもありますので、具体的な答弁は差し控えたいと思います。
○政府委員(中平和水君) いわゆる糸山英太郎氏派の関係でございますが、買収事件の検挙人員は千二百六十一名、買収の基本額は八千百二十九万円となっております。宇野亨氏派につきましては検挙人員六百二十七名、買収の基本額が六千四百四十九万円。泰道三八氏派につきましては検挙人員百九十名、買収基本額千二百五十五万円になっております。
○政府委員(中平和水君) その問題、航空法の七十四条あるいは七十五条に関連する問題だというふうに考えますが、七十五条には御案内のように罰則もついておるわけでございまして、そういう立場から私どもも事実関係の把握には努めてまいっておる状況でございます。ただいまさらに、日航の方から説明がありましたように、本人はかなり重傷を負っている、こういう状況もございますので、そういう状況の中において七十五条を働かしていくだけの
○政府委員(中平和水君) 現在までの捜査の状況を申し上げますと、御案内のように、事故発生以来もうすでに二カ月を経過したわけでございますが、この間関係者からの事情の聴取、事故機の検証、鑑定の依頼、こういうものを中心にして調査を進めてまいったところでありますが、関係者の取り調べにつきましては、片桐機長ほか事故機の乗員の取り調べを初め、乗客、目撃者、遺族、それから日航側の関係者約五百名の取り調べを一応終えておる
○中平政府委員 先ほど申し上げましたように、私どもといたしましては、一応事実関係の把握に努めるよう、しかも公選法の具体的な行為に触れる証拠関係が得られればそれなりに対処するように、指示してあるわけでございます。しかしながら、今後そのような行為がさらに繰り返されるということになりますと、これまた選挙の公正な執行という立場からはいろいろ問題がありますから、今後さらにこのようなことがないようにということであって
○中平政府委員 私どもは、公職選挙法上選挙の取り締まりに関する規定を公正に執行する立場にあるわけでございます。したがいまして、今回の舘山元厚生省審議官に係る問題につきましても、警察といたしましては、かねてから報道等により同氏が政界入りを希望しておったことは承知しておったわけでございます。しかしながら、先般報道に伝えられておりましたような具体的な事実については、その段階において警察においては把握をしてなかったわけでございます
○政府委員(中平和水君) 現在警察庁では約六百万人分の指紋を保管をしているわけでございます。従来からそれを手作業で犯人の身元の確認の作業を現在いたしております。なお、その六百万人のうち四十万人につきましては、これをコンピュターに入れまして——この四十万人というのは、大体広域あるいは常習的な犯罪者、そういうものでございます。そういう人たちを入れて各府県の要請にこたえてまいっているわけでございますが、最近
○政府委員(中平和水君) まず、この放火というものに対して、警察はどの程度検挙しているかということを申し上げて御理解いただきたいと思うんですが、昨年は全体で九一・六%検挙をいたしております。つまり、放火罪の大半は警察は検挙しているという実績を持っているということをまず御理解をお願いをいたしたいと思います。 それから、最近、御案内のように、東京都内を中心に各地で連続放火が起こってまいっておるわけでございます
○政府委員(中平和水君) かねがね申し上げておりますように、私ども、刑罰権の適正な行使を通じて、結果として公共工事の公正な執行に寄与してまいると、こういう立場でございます。したがいまして、今回の談合の問題についても、そういう立場から取り組んでまいっておるわけでございますが、まず、これは発注者側と受注者側の双方について科罰できるのは、これは贈収賄でございます。ただ、贈収賄の中身をなすものにつきましては
○政府委員(中平和水君) まず、地方自治体に係る汚職の問題——汚職の中身は、例の予定価額を漏らしたり、あるいは指名参加業者に便宜を加えたり、あるいは工事の施行監督についての便宜の強要をしたり、そういうケースが公共工事をめぐる汚職の内容でございます。 そういう観点から、昨年のまず数字で申し上げますと、昨年一年間に全国の警察がそうした意味での汚職で六百六十八人を一応検挙いたしておりますが、そのうち二百二十二名
○政府委員(中平和水君) 私どもも実は昨日の新聞によって事柄を承知したわけでございます。したがいまして、警視庁といたしましても、この問題につきまして重大な関心を持ち、本日すでに関係者の出頭も求めておりますが、ただいま現在まだおいでいただいてないようでございますが、そういうことと、さらに、これが頒布された先、どういう趣旨、目的で頒布されたか、 〔理事土屋義彦君退席、委員長着席〕 それからこの文書
○政府委員(中平和水君) これは直ちに背任横領になるかどうか、ここで断定――事実関係を私ども確かめなければ申し上げられませんが、そういう本来の業務を逸脱する要するに任務違背行為があり、しかもそれが要するに背任罪の構成要件でございます「自己若クハ第三者ノ利益ヲ図リ又八本人ニ損害ヲ加フル目的ヲ以テ」なされておると、その結果本人に対して損害を与えた、こういう事実が事実関係として明らかになれば、これは背任罪
○政府委員(中平和水君) 大変失礼でございますが私ちょっとおくれて参りましたので、最初の質問を十分に承知していないのでございますが、恐れ入ります。